remembrance 20070325 - vol.02

２００７年４月９日
朝から親戚のおっちゃんが２人来てくれた。
福島県は会津の病院から富山の病院へ移動するため、迎えに来てくれたので、朝から転院のため、バタバタしてたかな？気付くと車に乗り込み、高岡へ向けて走り出してた。

会津から高岡までは、結構、距離もあるが、いつの間にか車の後部座席で眠っていたので、目が覚めた頃には見慣れた場所が目に入っていた。

転院先の病院に到着。

転院した先は、高岡市民病院。改装されていて綺麗な病院だ。
最初の数日間はMRIを撮ったり検査をいろいろやったが、それ以降は特になにもすることもなく、やるのは短い時間のリハビリのみ。だけど、地元、富山の友達や昔の会社の仲間なんかが、いっぱいお見舞いに来てくれて嬉しかったと同時に、何で知ってるの？って疑問もあったな。

この病院に来てからは携帯電話に久しぶりに触れた。
最初の一言は、「これ、どーやって使うの？」だったそーな。そんなことも忘れる状態だったみたいだ。
携帯電話を手にしてからは、いっぱいのメールを貰い、これまた嬉しい。で、またまた、こんな人からもーって人からもいっぱいメールが来てビックリした。

あとはケータイからmixiを久しぶりに見た。
この日以降は、ひたすらmixiで日記の更新。するといっぱいの人からコメントを貰い、この返信するのと、日々の日記の更新がかなりのリハビリになったかな？って思う。
ケータイからの更新＆レスなので、ひたすら指を使うしね。で、レス返すにしても、一度、頭の中に記憶させてからレスするので記憶力のリハビリには、良かったかもね。

ここに転院して来てからは、記憶力も徐々に回復してきたのか、カラダも回復してきたからなのか、だんだん入院生活も手持ち無沙汰感が出てきた。毎日、やることもなく、ただ１日が過ぎて行く毎日。唯一あるのは短時間のリハビリのみ。
リハビリは自分から見ると、結構、歳も若い女の子だったかな？でも、いろんな人がいる場所での仕事は大変だろうなって思って、ちょっと尊敬だね。俺も今から思えば、「何で？」みたいなことがいっぱいあったんだろうな？記憶傷害だから、最初の頃やったことも後から聞かれると覚えてなかった。

途切れ途切れだけど、最初の頃の記憶は抜けてる部分が多い。
実際には、お見舞いに来てくれた人も覚えてなかったり、記憶が曖昧だったりとかで、変な感じもある。

そんな毎日を過していると、やたらと喉が渇いている自分がいた。
ただ、水分を摂取しても、すぐに排出してしまう為、クスリで尿の制御をしていた。これはもしかするとずーっと付きまとう後遺症かもしれない。だけど、喉が渇けば水分を欲するし、飲めば排出もする。逆の場合もあるらしいから良かったのだろう。

転院したぐらいから気になっていたことがもう１点あった。
それは、耳鳴り。

ずーっと頭の中で、シーンという音が鳴り響いていたので、この病院の先生にも話していたが、帰ってくる答えはいつも同じ。「ほっておけば治る」だった。
この答えには自分の中では、いつもスッキリしていなくって、いつも聞いていた。
東京に戻ってから行った病院で見てもらったら、左の聴力が極端に落ちていた。もしかするとこれが原因かもしれないが、まだよくわからない。でも手術すると聴力が戻るとのことらしいので、手術後が楽しみでもあるし、耳鳴りも無くなって欲しいが、無くならなくても、弱まったら嬉しいかな。

片方の耳の聴力が悪いせいか、喋る自分の声も頭にこもってる感じがするし、歩くとなんかまっすぐ歩けていない気もする。やっぱり人間って、どこか欠けるとバランスが悪くなるのかな？なんて思ったりもするな。

そんな高岡市民病院での入院生活も約１ヶ月経過した、５月２日に退院した。
途中、リハビリの専門病院へ転院する感じで、その病院へ行ってみたけど、雰囲気が悪い感じがして、結局は転院せず、退院の日を迎えた。

またまた、つづく

コメント 3

ゆっくりね、ゆっくり。　少しずつでも読ませて頂きます。　あせらないでね。
by 教授 (2007-06-23 20:08) 

：：教授
最近ゆっくりしすぎて、これでもかってぐらい寝てる…。
ありがとねー！

nyanちゃん、niceありがとです。
by あつし (2007-06-24 03:09) 

：：ななせさん
どーも。初めまして！niceありがとです☆
by あつし (2007-07-03 18:28)